莉緒は一瞬驚いた顔をしたけど、照れくさそうに微笑んだ。






「あたしも、これ。考えてること、一緒だね♪」






そう言って莉緒が差し出したのも、赤いチューリップだった。








「ほんとだな♪以心伝心だな!」







莉緒は、俺が持ってたチューリップと、自分が持ってたチューリップを、取り替えた。






「雄祐、だいすき!!!」







「当たり前。俺はそれよりもっと‥。愛してる。」







俺たちは、甘く優しく、唇を重ねた。