「莉緒、おはよー♪」




「あ、結(ユイ)。おっはよ♪」





あたしは、窓際に向かい、グランドを見下ろす。



冬樹、今日もやってる〜♪



ピッチャー姿かっこい☆





「莉緒!また外見てる〜♪絶対なんか見てるっしょ!」





「結!うん‥。えっとぉ‥。」




結にはおいおい言うつもりだったんだけど‥。
いざ言うとなると、緊張しちゃう。
結に言うだけで緊張しちゃうなんて、先が心配。





「好きな人いるんぢゃないの〜?」





ニヤニヤしながらあたしを見る結。
チャンスだと思って、言うっ!







「ん〜と‥。冬樹‥かな?」







「まぢ?えーっ、意外!いいぢゃんっ!ガンバれっ!めっちゃ応援してるから♪」




「うん。ありがと♪」