それを見て、あたしの不安は大きく膨れ上がった。



最悪。



あ、今日まで提出のプリントも忘れたしッ…



あの担任のことだから、忘れたら朝職員室まで言いに行かないと怒るんだろうなぁ。



「はぁ~…。」



あたしってば本当についてない。



重い足取りで階段を下り、職員室へと向かった。



ガラガラ…



「しつれいしまーす。」



あー座ってるよ…



担任の姿を発見し、おそるおそる声をかける。



「先生、あの~…」



あたしがそこまで言いかけると、担任は



「ちょうどよかった。ちょと来なさい。」



といってあたしを職員室から連れ出し、3年が使う水飲み場へ連れてこられた。



あいにく、生徒は1人もいない。



全然ちょうどよくないし!



やっぱりノートのことなわけ??



「昨日電話で言ってたノーとのことなんだけどさ、本当に交換ノートなのかどうか確かめさせてもらったんだよね。」



予想は的中。



あたしは目を大きく見開いた。



頭の中には



『ヤバイ』



この言葉が何度もリピートされている。