「…あなたみたいな優秀な人材を…俺は失うとこでしたよ。…田口のことは今回はナシにします。」 「社長!」 「だから娘さん…くれますよね?」 そう言った社長の笑顔は…すごく怖かった。 「にちか…を?」 「はい。いい話でしょ?娘を俺にくれたらあなたも田口も仕事ができる。あなた達家族も幸せに暮らせますよ。」 「………それは…」