悠弥が決めたことだ。 オレは手加減しねーからな。 悠弥のサイン通り、コースを狙って投げる。 「ナイスボール、東!!!」 --バシッ と心地良い音が耳を掠める。 この音がどうしても聞きたくて、聞きたくて聞きたくて、しかたなかった。 手にしたくてもできなかった。 でもやっと、オレの目の前に居る。 ずっと欲しくて、たまらなかったモノ。 「ストライク、バッターアウト。チェンジ!!!」 オレは絶対に点をやらない。