---辺りが真っ暗になった頃。まだ4月ってこともあり、少し肌寒くなってきた。 クールダウンを終えて部室に向かうと、影が一つ、ポツリと映っていた。 「あっ、永谷~。お疲れ!」 神風には目もくれずに自分の荷物の所へ向かう。…こいつと話す気にならねえ。 「な~帰りにラーメンでも食いに行かねえ?」 「…別に。」 「行こうぜ~」 「別に行きたくない。」 あまりにしつこいものだから、ガツンと言ってやろうと思い振り返った。 …驚きのあまり、声が出ない。 こいつ…、 女なのか?