「じゃあ.........」


「ゆりさん、
   元の世界に帰りましょうか」



「え...?」



「あなたはここにいては
   いけない人なのですよ」


そんな..........


せっかく出会えたのに...

せっかく温もりを見つけたのに...



嫌だわ..........


「嫌だわ...一緒にいてよ...」

「........お願い...」


私は今にも消えてしまいそうな程
小さな声で言った