「.............知らないけど........
     
    知ってる気がするのはなんでだ.....?」




「.........えっ?」




開く電車のドア。




-----ドアがしまります



-----ドアがしまります






ゆっくりと閉じた電車の扉。







思いだした彼の名前。

顔が一致する。




子供のころに出会った

あのパン屋さんの男の子。


私の初恋の男の子。



"山田 秀汰"