涙味のキス




すると彼は
「それがさ」と続けた。


彼の話によると
吸血鬼の世界も人間の血は
めったに手に入らないから
"食用の血パック"とやらが
販売されているらしい。


彼が「ほら」と言って
"それ"を目の前に見せてくる

「ぅ.....」

それはなんともグロテスクな.......
赤紫色をしていた


まるで
クラッシュタイプのゼリーの様に
詰められた、"血"。




うう......

吐き気がぁ..........(汗。