「あー、あそこは?本屋の隣のカフェ、バイト募集してたかも」 「ほんと?」 「でもあんた接客業とか無理でしょ」 「昔したことあるよ、ファミレスのバイト。一週間で辞めたけど」 高橋は大きなため息を最後に、何も言わなくなった。 退屈になったハルナは、ノートを久しぶりに取ってみたが、眠くてすぐに瞼が降りてきた。