亜々人は一瞬目を丸くしたけど、優しく微笑んで
「やっと言った」
抱きしめてくれた。
その腕が温かくて、優しくて…涙腺が緩む。
明日から、私と知哉ちゃんの人生は変わる。
自分の為に生きていく。
お母さん、お父さん。
私…やっと好きな人と一緒に居る意味が分かったよ。
離婚した事、再婚した事を責め立てたら、絶対に「だって好きになっちゃったから。幸せになりたいから」ってか弱く笑うお母さん。
その事に苛立ちも、悲しみも覚えたけど……今は解る。
これが恋なんだ…
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…