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 甘い甘い匂いがする……。





「亜々人…?」





 起きた?ってニコリと笑う彼女。



 え、あ…?



 重い目を擦った所で状況が呑み込めた。



 昼休みに可愛に会いたくなって呼び出して、もちろん可愛は素っ飛んで来てくれて。


 なのに最低な俺はどうしても眠たくてウトウトしてた。



 
 そしたら寝て良いよって膝枕してくれた可愛。



 普段なら拒絶もするし、喉も鳴る。



 でも良しも悪くもそのまますぐに眠りに着いた俺。



 ……最低じゃん。