それでもキミを



「うん…」


亜紀は少し考えたあと、答えてくれた。


好きって、


その人のことを考えると、キュンとしたり、ドキドキしたりするんだよ


それで、気がついたら、その人のことばかり考えてるの


その人の前だと変なことしちゃったり、素直になれなかったり…


その人からのメールとか待っちゃったり…


目が合ったり、話しかけられただけでも嬉しいんだよ


何か自分がおかしいのかなって思っちゃうときもあるくらい。


その人がとても愛しいんだよ



「…そんな感じかな。」


「それが、好き…。」


「優華には、そういうのある?」