「にーちゃといっしょに、森にピクニック行ったらオオカミいたの。だけど、にーちゃやっつけた!」


ふふん、と自慢げに話す妹。
………少し照れる。夢の中の自分なのに。

そして、妹は話を続ける。


「ほかにもお化けや、色々こわいのいたけどにーちゃがやっつけた!やっぱ、にーちゃがいればへーきだね!」



満面の笑顔を浮かべる妹。

僕の、大切な妹。


守りたい、妹。