昼食を終えて、再び園内の動物を見て回る…
白クマに、アシカに、アザラシに、カバに、お猿さんに…
数えきれないほどの動物たち。
楽しくてはしゃぎ回る私。
しかし、
高まる気分とは裏腹に、急に意識が弱くなっていく気がした…
「あれっ…」
「どうかしたのか?」
「………あっ」
くらっと目眩がしたかと思えば、全身の力が抜けた…
「おいっ!」
神崎の焦ったような顔がぼんやりと見えた。
こんな顔も出来るんだ…
と、そんなことを頭の隅で思いながらぼーっと神崎を見つめた。
「大丈夫かっ!?」
神崎が私の体を支えながらそう呼び掛ける。
「んっ…、大丈夫じゃないかも…」
「ちゃんと水分摂ってたのか!?」
「…っ、わかんない……」
神崎の言葉に、私は働かない頭で考えた。
これはもしかして、熱中症とかいうやつなのだろうか…?
神崎に何度か水分を摂るように言われたけど、楽しくてそれどころじゃなかったし、
そもそも自分がこんなことになるなんて思ってもみなかった……

