刻々と

時は刻んでいくという事に抗えず

幸も不幸もいつしか忘れて

そうやって心を亡くしていく事が

部屋で一人晩酌をする度に

その事で号泣してしまうような

未熟な私にはどうしようもなく

痛くて切ない。

それをおつまみにして

お酒を飲むような私だ。

これではさすがにブラックすぎる。

寂しい人も傷ついた人も疲れた人も、

混み合う地下鉄の中に

溢れかえっているのだから

私に寄り添う相手なら

きっと掃いて捨てる程見つかるのだろう。

それでも

こんな私の孤独に付き合いきれるのは

私以外の誰もいないらしい。


何があっても後悔だけはしたくない、

これは私が後悔したからこその教訓だ。

だから私は、

私がその時できる事を

私なりの誠意を以て

ひたすらにやり続ける。

それは本当にみっともなくて、

私自身も恥ずかしくて、

他人からみればきっとはた迷惑だろう。

私はこういった

私のひとりよがりも頂けない。

私はまだ私を愛せない。