授業が始まっても、私はずっと、翔のことを考ええていた。 「……りさ…!!」 誰かがよんでる??? 「ありさってば!!!」 凜がよんでいた。 「ぁ、ゴメン。何ッ?!」 「次、移動教室!!で、4時間目だよ!」 「へッ?嘘……。」 「こんなことで嘘ついてどうすんの!」 気づかないうちに、そんなにたってたんだぁ……。 翔のこと考えてるとあっという間だなぁ…。 この日から、1週間後のあの出来事まで、私は人形みたいだったらしい……。