付き合い始めたと言ってもあまり生活自体に変わりはなかった。 ただ毎日千尋に会えるのが幸せ……… 僕は千尋を本気で好きになっていた。 校内では全く話さない。 でもいつも一緒に帰っていた。 この帰るのが1日の唯一の楽しみだった 始めは2人とも遠慮していて、全然話せなかったが、徐々にお互いを知りあっていった。 笑い声も出るようになった。 そして初めてデートした。