中学二年~
僕はいつも通り部活を終えて、自転車で帰ろうとしていた。
グランドをぬけて、校舎を通って帰らなければいけない。
僕がいつものように校舎の前を通って帰ろうとすると、
「拓也!」
と、同じクラスだが全く話したことのない女子が僕を呼んでいた。
僕は少し照れながら、その女子に近づいていった。
すると、奥から押し出されるようにして同じクラスの千尋が下を向いたまま出てきた。
まわりの女子はみんな少しずつ後ろに下がっていった。
すると、いきなりの告白だった。
僕は頭がおかしくなりそうだった。
それはすごく嬉しいとかじゃない…
僕は千尋のことが、、、、、、??
自分の気持ちがわからない。
長い間の沈黙を引き裂くように僕は
「ごめん。」と言って帰った。