あたし本当に馬鹿だ。修の話も聞かずに、自分のことばっかり考えてた。 もし、自分が同じ立場だったら絶対に怒ってたと思う。 下げていた頭をあげ、修をまっすぐ見つめた。 修もあたしの気持ちを察してくれたのか、真剣な顔を向けてくれた。 「あ、あのね、修が怒ってる原因ってキスのことだよね?あの時は、ごめんね。修が亜優姉とキスすると思ったら、なんか勝手に体が動いてて……」