Fall in love

修Side


今目の前で、俯いている亜夢に俺は振り回されぱっなしだ。


はぁ〜
俺、だいぶ重症だな。
真っ赤な顔したこいつが、可愛いとか思うんだから。


昔の俺だったらありえねぇ話だ。
族の奴らも今の俺を見たら驚くだろう。



てか、こいつどうにかしねぇと…

未だに俯いている亜夢の顔を覗き込むように見ると、思いっきり目を逸らされた。


プチッ


こいつさっきから、目逸らしやがって……


キスのことも聞いてねえのに、だんだん腹立ってきた。



俺は亜夢の顎を掴むと、無理矢理顔を上げさせた。