修は一瞬目を見開いたが、状況を理解したのか、ニヤリと笑うとあたしの後頭部と腰を引き寄せて、舌を入れてきた。
｢……ﾝﾝｯ…ﾝ…ｼｭ、ｳ…｣
あたしの少しの抵抗も、修には通用せず、キスは深くなって行くばかりだ。
だんだん頭が、ぼーっとしてきて足に力が入らず、しゃがみ込もうとすると、やっとはなれてくれた。
｢ﾊｧｯ、ﾊｧｯ、ﾊｧｯ｣
肩で息していると、
｢お前が誘ってくるのが悪い。｣
｢なっ!誘ってないし!!!｣
｢じゃあ、なんでキスしてきたんだよ。｣
｢そ、それは……｣
そんなん言えるわけないじゃん。
修のキス姿とか、見たくなかったんだもん。
