「おいし〜!!この肉すごいやわらかい!!」 と感激しているのは、右手にビール、左手に肉を持っている亜優姉だ。 あたしたちが、戻ったころにはもうバーベキューが始まっていて、各自飲んだり、食べたり、バカ騒ぎをしていた。 「修、大変なことになってるよ…」 「……あぁ。」 「拓斗以外、全員飲んでるしどうしよ。特に亜優姉は、危険人物だから気をつけて!!」 あたしのあまりの迫力に、修は 「わっ、分かった。」 と、苦笑いで答えた。