さすがに夕方になると、海水浴をしている人もいなくて、4〜5人だけしかいなかった。


あたしが砂浜を歩いていると、少し前に修が歩いていることに気づいた。



修はあたしのことは気づいてないみたいようだ。



「修!!!」

あたしが少し大きい声で呼ぶと、修は肩をビクッとさせて後ろを振り向いた。