そんなことを思い出していると、いつのまにか校長の話は終わっていて、次は生徒会長の話になっていた。

修が壇上にあがると、女子生徒が『『キャーー』』と悲鳴を上げて喜んでいる。

「相変わらずすごい人気ね〜」
と隣に座っていた、百合子先輩が壇上を見ながら呟いた。


「ですよね。どこがいいんだかあたしには、わかりません。」
あたしがそう言うと、先輩は
「アハハ、亜夢ちゃん面白いね!!」
と笑われた。


「まぁ〜性格は別として、顔があんなにかっこよかったら人気もでるわよ。」


「百合子先輩は、修のこと好きなんですか?」


「えっ?あたしが会長を?アハハハハ!!!」


百合子先輩はお腹を抱えながら笑いだした。


あたし、そんなにへんなこと言ったかな〜??


「ほんっと亜夢ちゃん面白すぎ!!!!そっか〜知らないんだ〜」
目尻に溜まった涙を拭いながら意味深なことを言っている、先輩を見つめているとすごいことを言ってきた。