あたしは今だに頭を下げている。すると、
「はぁ〜」
と、頭上から大きなため息が聞こえた。


「亜夢、顔あげろ。」

あたしはその言葉に、素直に従い、もう一度謝った。

「起こしもらったのに、ごめんね。なんでもするから!!」

そう言ったとたん、修がニヤッと笑ったのをあたしは気づかなかった。