紗菜は何か考えたあと、 「修様のとこ行ったら駅前のパフェ奢ってあげる☆」 と、今さっきの黒い笑顔なんか嘘のように、かわいい笑顔で言った。 馬鹿なあたしは、パフェと修を天秤にかけると、もちろんパフェが勝って、あたしが頷くと紗菜は満足そうに微笑んだ。 そして今に至るわけで… まぁ、文句(朝のこと)も言いたかったしあとキ、キスのことも言わなくちゃ。 あたしは、深呼吸をすると相変わらずでかい扉を開けて中に入った。