「あゆ〜!!!」
朝から亜理姉の声が響く。毎度お騒がせしてます神崎亜夢です。


あたしは、制服をきて用意をするとリビングに向かいいつもと同じ朝をむかえる。


「おはよう」


「おはよう。早く食べなよ〜」

亜理はそう言うとエプロンを脱ぐとリビングから出ていった。
それと入れ違いに拓斗が入ってきて、あたしの隣に座った。


「ねぇ、亜理姉どっか行くの??」
あたしが聞くと、

「あぁ。彼氏の洋さんと久しぶりのデートだって。」
拓斗はそう言うと、味噌汁を飲んだ。


今日の朝食はみんな揃っていない。
多分亜優姉は、もう仕事に行ったんだろう。尚兄も生徒会の仕事とか行って今さっき出ていった。