紗菜が話終わったあと、ちょうどチャイムが鳴り、先生が入ってきた。


「おはようございます。1年間このクラスの担任をすることになった水野麻希です。相談したいことなどがあればいつでも言いにきてください。」


水野先生は、そう言うとニッコリ笑った。


(優しそうな先生だなぁ〜この先生だったら楽しいクラスになるかもっ!!)

あたしは、これからの高校生活が楽しみになった。


LHRが終わり、みんなそれぞれ帰っていく。



「亜夢ばいばーい。そうそう、忘れてたけどちゃんと生徒会室に行かなきゃだめだよ〜!!」


「うん♪ばいばい。忘れてた!!あたし怒られるだろうなぁ〜」


「それは、わかんないけどちゃんと報告してね〜」


紗菜はそう言うと手を振りながら教室を出ていった。


あたしは、ため息をひとつはいて、生徒会室に向かった…ー