しばらくすると、7つ上の兄が帰ってきた。 「ただいま〜。何かいいにおいするんだけど…」 「あっ!!お兄ちゃん帰ってきた!!」 「おう、修久しぶりだな。」 「うん!!」 兄は2泊3日でサッカー部の遠征に行っていたのだ。 兄の浅黄亮(アサギ リョウ)は、スポーツ万能で頭もよく、将来有望な浅黄家の長男だった。 そんな兄に俺は憧れていて、いつか絶対に亮のようになりたいと思っていた。 でも、その夢は叶うことはなかった… まさかあんな、事件がおこるなんて……