「はぁ〜」 紗菜は、大きなため息をひとつ漏らすと、ドスのきいた声で、一言「真面目に聞きなよ。」と言った。 まぢで怖い!!! 紗菜って一体ナニモノ!!!? と、疑問に思い聞こうと思ったけれど、やめておいた。 後々、恐ろしいからね……(焦) 「単刀直入にいうわよ。あの吉川って先生、前に駅で浅黄先輩と一緒にいた人よ。あの時あんたの角度からは、彼女の顔はっきり見えなかったと思うけど…… 確実にあの先生だわ。」