「やばい!!かっこよすぎ!!!もっとお近づきになりた〜い」


「あたしも!!」


こんな会話がそこら中で繰り広げられている。



はぁ〜
相変わらず人気高いなぁ〜



フッと修に目を向けると、気怠(けだる)そうにしながらも、きちんと挨拶をしていた。





あたし本当にこんな凄い人の彼女でもいいのかな…?





みんなあたしが修の彼女だと知っていながらも、告白が後を絶たない。




当然、修は断ってくれるけどやっぱり不安になる。






「はぁ〜」




あたしはもうひとつ大きなため息を漏らすと、修から目を反らした。