修たちはあたしには気づかずに、繁華街の方へと姿を消した。


なんで?どうして?
修が女の人と歩いているの?



「亜夢、大丈夫?ほら、今の人友達かもしれないじゃない?亜夢は彼女なんだし、心配することないよ!!」




今だ放心状態のあたしに、紗菜が笑顔で元気づけてくれる。




あたしは小さく頷き、やるせない気持ちのまま紗菜と別れた。