外に出たあたしたちは、ジメジメした暑さに顔を歪ませた。 「暑いね〜。」 あたしは、暑さで手をパタパタ動かす。 「でも、昼間より夜のほうが涼しいじゃん。」 「そうだけど〜。暑くて溶けそう…。」 体から力をダル〜ンと落としながら言うと、 紗菜にクスクス笑われた。