無事にキャンプも終わり、夏休みもあと少しとなったある日、あたしは紗菜と地元で遊んでいた。 「ねえ、浅黄先輩と付き合ったって本当なの?」 待ち合わせ場所に現れるなり、すごい勢いで迫ってきた紗菜に驚異しながらも"うん"っと頷いた。 紗菜には付き合い始めた次ぎの日に電話で知らせた。 でも、信じてもらえず今真相を確かめようとしているということだ。