先に英寿くん、次に雄大が挨拶をして中に入る。 続いて私もシャッターの前に立つ人に声を掛けた。 「白虎連合幹部が一人、華風ゆい」 「後ろの方は?」 「私の舎弟、幹部候補龍」 「わかりました、どうぞ」 龍を背後に、倉庫の中に入っていく。 外の騒がしさとは対象的に、中は静か。 「ゆいさん、和泉さんと森高さんは中に」 「うん」 階段を登る手前には蓮。 そして階段を登ると他の族の幹部候補。 軽く頭を下げられ、そのまま中に入った。 「お久しぶりです、華風到着しました」 .