「まぁいいわ、用事はそれだけ」
そう言ってドアに手をかける。
今何時か分からないけど、外は暗い。
早く帰ってご飯食べたいし。
「なんやゆい、四年振りやのにもう帰るんけ?」
「寿と喋るより晩御飯が大切」
「白虎幹部様か、見ぃひん内に成長したな」
「あーもう!!!いちいち話掛けてくるなや!!!」
帰ろうとする度に話しかけてくる寿にイラッとし、振り返って睨む。
言いたいことあるなら先に全部言っとけっつーの!!!
「昔は俺に懐いてくれてたくせに」
「そんな昔の話忘れたわ」
「会ってみれば表情少ななってるし、なんやお前色々変わったな」
「もっかい少年院入って坊主なれ馬鹿野郎」
「あ?」
「あ?」
バチバチと睨み合い、同じ色の特攻服が揺れる。
そんな私達を見て、笑う輩が一人。
安西葉。
「あははっ!!!"ghost"総長と白虎幹部が睨み合ってんやけど!!!」
「「……………」」
「しかも双子とか!!!どんだけ!!!」
腹を抱えて笑い転げる安西葉は涙を浮かべて。
その事に余計イライラして、寿から背を向けた。
こんな奴らに下の連中がやられてたなんて。
カッコ悪いわ!!!情けないわ!!!
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