「もしかして華風さん忘れちゃった系?」
「なにを?」
「俺言ったやーん、うちの総長は華風さんの知り合いって」
「……………」
「だから正解、うちの総長は華風寿やでん」
どうやら隠すつもりは無いらしい。
なら、話は早い。
アイツには会いたくないけど、会わなくては。
「寿は今何処?」
「んー?」
「早く答えてって」
「答えるもなにも、」
チラ、と私の後ろに視線を向ける。
けど私は未だに安西葉を見ていて。
「華風さんの後ろいるやん」
「え?」
ゆっくりと振り向き背後を見る。
そこには私が入ってきたドア、そして。
「よぉ」
華風寿。
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