白虎連合Ⅰ







放課後になり、生徒達は段々と帰っていく。

やっと解放された私は溜め息をついて。



疲れた…。







「ゆいさんっ、帰りましょ!!!」


「あー、今日用事あるし」


「えぇ?!」






明らかにショックを受けている龍を横目に、校門を目指した。





今日の用事。

別にそれは今日じゃなくてもいいのだけど。

なんとなく今日行きたい。





"ghost"にいたのがアイツがどうか、知りたいから。








「ゆいさん」


「んー?」


「寿って誰っすか?」


「あ―…」







そういえばアイツの事を誰も知らない。

言ったことがないから。



でも今はまだ秘密にしておきたい。








「まぁまた言うわ」


「…わかりました」


「ん、じゃね」







手を振って龍に背を向ける。

背中に龍の視線が刺さっているけど。




私はそれを、知らないふりした。








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