「ゆいー!!!お誕生日おめでとう!!!」


「あ、ありがとう」






玄関を開けると紫織が立っていて。

、と同時にパンッ!!!と大きなクラッカーの音。

目の前の紫織はニコニコ顔で、私はテープまみれ。



なかなかのサプライズやね。







「いやー白虎幹部様が誕生日なんて!!!今日何するんやろなぁ?」


「さー?皆で祝ってくれたり、暴走したりちゃう?」


「一般人では絶対あり得へんことやなっ」


「そうやなぁ…―てか、何してんのかな?」


「んー?」






何故か私の髪は巻き巻きと巻かれていて。

ピンで左側に纏め、顔周りはストレート。

そして紫織の手には、いつか見た白い花の髪留め。




まさか、







「こら!!!ゆい逃げないの!!!」


「絶対嫌や!!!特攻服で行くし!!!」


「大丈夫、今回はミニのドレスにしてみました」


「冬やで?!真冬やで?!」







これでバイクに乗れと?

これで皆に会えと?

貴女は風邪を引けと?








「風邪引いたらあたし看病してあげるからっ」







前提かい!!!。








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