『大丈夫やから、』 『遊びに誘われて、そしたらワゴン車が後ろで止まってて』 『…うん』 『そのまま…連れて行かれた』 溢れる涙は流れてくれない。 瞬きをしても、何をしても。 私はもう、泣けなくなってしまっていた。 『明日送ってあげるから、今日はもう寝な』 『は、い』 『さ、どうぞ』 ソファーに寝転び毛布をかけてもらう。 雄大くんは肘掛けに座って。 撫でられる頭が心地いい。 目を開けると英寿くんはまたタバコを吸っていて。 私はまた、目を閉じた。 .