『着いてこい』
バイクから下ろして貰い、連れて行かれたのはあるマンション。
よく見れば既に街中に入っていて。
再び腕を掴まれてマンションの中まで連れて行かれた。
部屋の鍵を開けて玄関に入れられる。
ボロボロの靴を脱がしてもらい、廊下を歩く。
リビングの扉を開けると、中は綺麗で。
『うわっ!!!英寿なにその子?!』
『拾った』
『拾った?!』
テレビの前でゲームをしていた金髪の男が振り向き、目を丸くさせて。
その前を通り過ぎ、私はソファーに座らされた。
…この人英寿って言うんや。
『雄大、風呂用意して』
『わ、わかった!!!』
バタバタと雄大、と呼ばれた金髪の男は走っていく。
それを横目に、英寿くんは私の隣に腰掛けた。
これが、二人との出会い。
そして私の始まり。
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