『今何時?』
『んー?十一時』
『そっか』
絵里と街に行ったり、ご飯を食べたりした。
気付けば人も少なくなり、今は十一時。
制服でウロウロしてるけど…今日ぐらいはいいやんな。
『なぁゆい、この後男達と遊ばへん?』
『ん?絵里の友達?』
『そうそう』
『いいよーっ』
絵里の友達なら全然構わない。
ていうか誕生日を祝ってくれるなら逆に嬉しい。
『あ、来たみたい』
『え?』
絵里の視線の先は私の後ろ。
反射的に振り向くと、そこにはワゴン車二台。
黒で、ナンバーは隠れている。
『この子ー?』
『そう』
『なかなか可愛いやん、おい連れてくでー』
車から出てきたチャラ男達はニヤニヤ笑いながら私を囲む。
私は意味が分からなくて。
『おいでーっ』
腕を掴まれた。
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