「ゆいさん自分が何したか分かってるんすか…?」 「……………」 「あれほど手を出すなって英寿さんに言われてたじゃないっすか!!!!」 両肩を掴まれ、何度も揺さぶられる。 私はただ、龍を見つめることしか出来なくて。 「今まで親御さんとの約束も守っていたのに…!!!」 「りゅ、」 「あんた自分が何したか分かってんのけ!!!!」 悲痛な叫びが耳に届く。 約束。 そう、約束。 うち約束守れへんかった。 「……どうしよう」 掠れた声はとても小さくて。 私は今、自分の愚かさに気付いた。 .