涙が溢れて、中尾は必死に逃げようとする。
けれど私は髪を掴んだまま立ち上がらさせ、机の上に体を押しつけた。
逃げるんやったら初めからすんなっつーの。
「昔言わんかったけー?」
「いやっ、あの…」
「うちの過去の話を漏らしたら殺すって」
「ちが、俺は何も…!!!」
「お前が簡単に語っていい話とちゃうやろ?」
「ひっ!!!」
前のめりになった中尾の後頭部を持って、顔だけ浮かせる。
そして先程同様、思い切り押し付けた。
「えいやっさ」
「…ぶっ!!!」
「もういっちょ」
「ぎゃっ…!!!」
ガンガンと何度も打ちつけ、私は笑う。
段々机に血がついても、関係ない。
「最後は分かってるやんな?」
「ちょっ!!!本間ごめんなさい!!!」
「いけるいける、ここ二階やし」
「た、助けて!!!」
血がダラダラ流れる中尾を引きずり、窓まで連れて行く。
そして全開に開け、目の前に立たせた。
この意味は、一つ。
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