最後に木刀で背中を叩くと、悲鳴にならない叫びが廊下を振動させる。
なんだなんだ、と他のクラスから生徒が出てきて目を丸くさせた。
それを横目に、男を置いて再び教室に戻る。
視線の先には窓に突っ込んだままのもう一人のチャラ男。
そいつに微笑むと、私は自分の座っていた席を掴んだ。
「許してくださ、!!!」
「遅いわ、ボケ」
机を持ち上げ、彼に向かって振り落とす。
机が落ちる音と鈍い叫びが聞こえた。
「中尾、今何組にいる?」
「に、二組です、」
動かなくなった彼を放って置いて近くにいる生徒に話し掛ける。
その答えを聞くと特攻服を靡かせ教室を後にした。
「二組、ね」
木刀を持ったまま。
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