笑顔だった男は一瞬消えて、気付けば椅子から転がり落ちていた。 痛そうにもがく姿はとても滑稽で。 鼻から血を出して私を見上げていた。 それを見ると私は視線を変え、もう一人の男を見下ろす。 そして無表情で鞄を更に強く掴み、 「華風さ………!!!!」 彼が話している途中に顔面に鞄を食い込ませた。 「うあ゛っ…!!!!」 その衝撃で横の窓に当たり、ガラスは割れる。 バリンッ!!!と割れた欠片は床へと落ちていった。 教室中が悲鳴に変わる。 .