「普通や」 「え?何が」 「皆、普通」 学校に到着しても、授業が始まっても。 生徒達は昨日と何も変わらない。 私の予想ではいつも以上に見られて、コソコソ言われる筈だった。 華風さんって白虎幹部らしい、って。 そんな気配、一つもない。 「なんでや?」 「さっきからどうしたん?」 「ありえへん」 「おーい」 もしかして誰にも言ってないとか? .