今度こそ昼休みになり、購買へと向かう。
雨が降っているからか、いつもより人は少ない。
代わりに食堂には人が並んでいた。
「あ、白虎くん達」
「え?」
おばちゃんにお金を渡しながら、紫織の指差す方向を見る。
そこには黄色の特攻服を羽織った蓮と、隊員達。
龍はいない。
蓮は私に気付いたのか、勢いよく走ってきて目の前で止まる。
手には消毒液と絆創膏。
「ゆいさん、手見して下さい」
「え?あぁ…」
「うわ!!!膿んでますやん!!!」
「ゆい痛そう!!!どうしたん?!」
すっかり忘れていたタバコの火傷。
血は出ていないけど、傷は深い。
直ぐに蓮が手当てをしてくれて、手は包帯で包まれた。
…大袈裟やなぁ。
「龍は今日、休みです」
「聞いてない」
そしていらない情報を一言。
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