「龍」
龍の顔の隣に座り、頭を撫でる。
綺麗に跳ねた金髪はとても柔らかくて。
暫くすると龍はゆっくりと顔を上げる。
そして目が合った瞬間に、
「……ふんっ」
目を逸らされ、反対方向に顔を向けた。
ふんって…可愛いけど。
やっぱり怒りの矛先は私らしい。
けど全く見に覚えがなくて。
「あんたいつまでそうしてんの」
「……………」
「言いたいことあるならハッキリしぃや」
「………ない」
「え?なに?」
「ゆいさんらしくない」
絞り出したような声に頭を撫でていた私の手が止まる。
私らしくないって、何?
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